2日目のルートで街道名は白川街道だったり飛騨街道だったりと変わっていく(区切り目がよくわかっていない)が、タイトルはそのまま合掌ラインで。まま、そこはよしなに。
1日目:JR金沢駅~白川郷(81km)
2日目:白川郷~郡上八幡(85km)
3日目:郡上八幡~JR岐阜駅(63km)
→飛越峡合掌ライン(1日目:金沢~五箇山~白川郷)からのつづき
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2016年5月6日(金) 2日目
早起きして、まだ静かな集落内を一巡り。集団登校の小学生を見かけた。そうか今日は平日だった。
この景色の中、いつまでもゆっくりしていたいが、今日は雨予報。
予報より降り出しが早くなりそうな空模様。覚悟を決めて出発しよう。
萩町合掌造り集落を出てしばらく走ると、道端の民家で屋根の葺き替えをやっていた。
観光地となった集落以外でも合掌造り風な茅葺き屋根の家が点在する。
ゆるゆると高度を上げていくと、目の前に巨大建造物。
御母衣ダムだ。
無数の石が積み重ねられたロックフィルダム。(というらしい)
急坂を上りきるとトンネルの間から堤体上に出ることができた。上から見下ろすとさらにその凄さに圧倒される。コンクリートダムとはまた違った独特の美しさがある。
ダムカードはダムサイドパークにあったようだ。残念スルーしてしまった。
御母衣湖畔をのんびり走る。
実はこの日までずっと御母衣はMIHOROだと思っていた。MIBOROの標識を見てビックリ、間違って覚えていたことに気がついた。この歳になってまた一つ勉強になった。
御母衣湖からさらに少し上ると、ひるがの高原という所に出た。
道路沿いの感じが観光地らしい雰囲気はあるが閑散としている。スキー場なのでメインは冬なのかも。
そして、蛭ヶ野峠分水嶺の碑。
何度か訪れたことのある山形県の堺田分水嶺と同じように、水の分かれるところが見られるように整備されている。
なぜか分水嶺というものにはそそられるものがある。そこにその地点にいるという感覚が。
ここまでゆるい上りなので峠という実感がないが、ここが今回のルートの最高地点。
あとは明日の岐阜駅ゴールまで約100kmずっと下り基調。
人生、下り坂最高!(by 火野正平)
峠の辺りからパラつき始めたが、12時すぎいよいよ本格的に降りだした。
雨雲情報を見ながら、強い雨の時間帯をバス停に避難しやり過ごす。スマホをながめればこんなこともわかってしまうのだから便利な時代になったものだ。
いつまでも雨宿りばかりしてられないので、諦めて雨の中、長良川と長良川鉄道越美南線とに沿って進む。
時間とともに本降りとなる。雨に煙った景色もまたよろし、などと気を紛らわせながら走るが、指先と足の冷たさに現実に引き戻される。
途中こんなうれしい歩道もあった。幸せ歩道と名付けよう。
まだ明るいうちに2日目のゴール、郡上八幡に到着。郡上八幡は人生初。
すぐに宿にチェックインし、とにかく冷えきった体を温める。
ゆっくり休んで、夜の街を散策。歩いている人はほとんどいない。
少し歩いただけでも素敵スポットがいっぱいだ。
明日は雨も上がるようなので、朝ゆっくり街巡りをすることにして就寝。
→飛越峡合掌ライン(3日目:郡上八幡~岐阜) へつづく
やっぱり、雨にやられましたか?
返信削除お疲れ様でした。
御母衣ダム。
甲府の昇仙峡にある荒川ダムを思い出しました。
あんまり、見ないタイプのダムですよね?
実に面白い。
郡上八幡は情緒ある町ですよね?
まさに小京都。
長良川鉄道に乗って行ったのを思い出しました。
今回もまた、いい旅ですね♪
>小五郎さん
返信削除雨には降られましたが、終わってみればそれもまたよしという感じです(^_^)
郡上八幡は、初めて訪れましたが、城下町の趣が町全体に残されていてとても情緒ある町でした。
町の様子は3日目に写真アップしました。
長良川鉄道、一両のみのかわいい列車を何度か見かけました。乗ってみるのも楽しそうですね。