2015年7月11日(土)
奥秩父の山々、雲々
ゴールデンウィークに津軽半島を走って以来2ヶ月、まったく走っていなかった。
なんか竜飛崎で燃え尽きてしまったようだ。竜飛ロスだ。。。
この夏、またどこか遠出をするためにも、リハビリをしておかないとということで、うちからアプローチしやすい秩父へとターゲットを定め、以前からルートラボには引いてあった大血川林道に行ってみることにした。
以前も利用した西武線から秩父鉄道へ直接乗り入れている快速急行で、終点三峰口駅へ。
途中でスイッチバック2回と切り離し1回が楽しめます。
出発してほどなく、R140から分岐し大血川沿いを上っていく。
日陰を見つけては休みながら、ゆっくりゆっくり上る。
車はほとんど通らないので気楽に走れる。
あまりの暑さに、大血川のきれいな水に入りたくなる。
林道のピーク近くにトンネルがふたつある。
どちらも照明のないトンネルだが、ほとんど車が通らないのでよく耳をすまして前後に車の音がしないタイミングで抜ければまったく心配ない。
ひとつめ。駆ヶ越(かけごし)トンネル(275m)
このトンネルはカーブになっていて入口からは出口を見ることができない。音だけを頼りに車の走っていないことを確認し飛び込む。
出口からは視界が開ける。
山山山の重なりが美しい。
ここまで上ると標高は1100mを越えているので、さすがに風が涼しく気持ちいい。
振り返ると、山肌に沿って今走ってきた林道が。
ふたつめ。三峰トンネル(488m)
こちらはまっすぐで出口が見える。入口付近がピークで、出口に向かってゆるい下りとなっている。
1200mオーバーのちょっとした峠なのだが、検索しても名前らしきものはなさそうだった。
なんとか峠とか名前をつければ(さらに道標を立てれば)、峠好き自転車乗りとしてはうれしいかも。
まあ、名前の有無に関係なく峠は峠なのだが。
トンネルを出たところで大休止をし、数キロ下って三峯神社に到着。
駐車場に自転車を置いて、神社を目指して歩き始めるとすぐに鳥居がある。
大きな鳥居の両側に小さな鳥居のある珍しい形で三ツ鳥居というらしい。
また、鳥居の前で守っている狛犬は狼だ。この先登場する狛犬もすべて神の使いの狼ということだ。
美しい門(随神門)をくぐり、拝殿へ向かう。
関東一のパワースポットということで、普段そういうことに鈍い僕でも"気"を感じる。(気がした)
そして石段の上に美しい拝殿が見えた。
もうここまで来ると、周りの木々と静寂とパワースポットという予備知識とで、いやでも雰囲気に呑まれてしまう。
石段を上ると拝殿の前にご神木。
手をつけてお祈りするとご神木の気がいただけるとのこと。皆さんが触れる所が変色している。
極彩色の彫刻を施された拝殿は、日光東照宮のよう。
しっかりパワーを注入していただき、秩父湖二瀬ダムに向かい10km、標高差500mのダウンヒル。
ただ道路が狭く、路線バスに続く乗用車の車列に挟まれたまま、かなりゆっくり下りになってしまった。
ダムの上を信号による交互通行で通る。信号が変ってしまうといけないので、上で写真を撮る余裕はなく、車に遅れないように必死で走る。
途中ちょっと脇道に逸れると、滝沢ダムのループ橋を見上げられる道路に出た。
上から見るとその高さに驚くが、こうして下から見上げるとさらにその高さの迫力が増す。
自転車の写真を撮っていなかったので、なんでもない橋で一枚。
標高を下げると風が熱風だ。ずっと下り基調で三峰口駅に戻る。
西武線直通の急行に間に合ったので、西武秩父まで行かずにここでゴールとする。
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