紅葉 SKY RIDE(八幡平アスピーテライン~樹海ライン)

2014/10/13

紅葉 自転車旅 輪行

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2014年10月12日(日)

夕日に映える岩手山

八幡平アスピーテライン、いつか走ってみたいと思っていた。
TVのTOUGEで観たり、自転車人のコース紹介で見たり、以前新幹線で一緒になった輪行者から話を聞いたり。ただ、楽じゃないことはわかっていたのと、なにより遠いので少なくとも一泊できるタイミングも必要だった。
10月の3連休、台風が向かってきているとのニュースだったので、前半の土日で行きたかったが直前で宿がとれず、後半日月でやっと(というか半ば強引に)実現することができた。

早朝の東京駅、はやぶさ1号、初めてのE5系だ。
盛岡まで2時間ちょっとで行ってしまう。大宮から先は、仙台、盛岡とスキップしてしまう、早いはずだ。


盛岡駅でいわて銀河鉄道に乗り換え。青い森鉄道の車輌が入線してきた。
乗り込んできた小さな子どもたちに黒い大きな怪しげな袋の中身について質問攻めにあいながら、短く楽しい時間を過ごした。

今回の出発は、好摩駅。
石川啄木が上京する際に利用した駅とのことであるが、あまりにも新しい駅舎でそんなエピソードを聞いてもピンとこない。

一つ手前の渋民駅の名前を見て、高校一年の時の東北一周自転車旅で啄木記念館に寄ったことを思い出す。コンビニもファミレスもペットボトルもない40年近く前の2週間テント旅のかすかな記憶だ。

走り出すとすぐに岩手山が姿を現す。ここから丸一日ずっと一緒だ。

20kmほど走って、いよいよアスピーテライン入口だ。
少し先で大きなイベントをやっていて、渋滞で走りづらい。

アスピーテラインは、入口からいきなりの急坂が続く。
何度も登場するスノーシェードも、道幅が狭いのと続く勾配と車の騒音で余計に疲労が溜まっていく。
1時間くらい上ったところで、今回の目的地の一つ、旧松尾鉱山跡に到着。


アスピーテラインから脇道に入ると、突然視界が広がり小高い丘の上に、廃墟となったアパート群が現れる。ちょっと怖い光景だ。
硫黄鉱山が隆盛を極めた昭和20年代に造られた、当時としては最先端の水洗トイレ、セントラルヒーティングを完備した超近代的高層アパートだったとのこと。標高1千m近い山の奥に人口1万5千人もの裕福な天空の楽園があったらしい。失われた文明を見るような光景だ。

現在この場所には、廃鉱となった鉱山跡から流出する強酸性の水を中和するための処理施設が稼働しており、終わりのみえない汚染水処理を何十年も続けているらしい。

更に高度を上げると、遠く眼下に先ほどの廃墟群が伐採と汚染で木の生えていない広大な敷地の中にぽつんと見える。


この辺りで脚は完全に売り切れとなり、走っているより休んでいる方が長い状態となる。
通り過ぎる車からのガンバレの声で辛うじて踏ん張る。

峠まであと2kmというところから、駐車場待ちの渋滞となる。ずっと先まで車列が見える。路肩にすり抜ける幅もあったりなかったりで、車と一緒に渋滞にハマる。
疲れていてスイスイ進めないのでちょうどよいのだが、走りたいときに走れず、止まりたいときに止まれないのはなんとも辛い。
それでもなんとか隙間を見つけては走り、さすがに車よりははるかに早く峠に到着!


八幡平見返峠。1541m。
このポジションで写真を撮る人がいっぱいで、奇跡的に空いた一瞬の隙になんとか記録撮影。

そして空腹を満たそうと入ったレストハウスの食堂はまさかの閉店。かなりな寒さの中やっと着いたのに、ラーメンもカレーも食べることができず、ここのところ連続している通行止めシリーズに匹敵するダメージ。
駐車場待ちで大渋滞ができるほど、観光客が訪れているこの紅葉シーズン真っ只中、昼しか営業しないってどうなの?って勝手な思いを残しつつホット缶コーヒーで暖をとり、さっさと下りに向かうことにする。

アスピーテラインはここから秋田県側に続くが、今回はスタート地点方面へ戻る樹海ラインを下るルートをとる。

森林限界を越えていて(?)高い木は生えていない。なので紅葉という感じでもない。

向こうの山を横切るのが、さっきまで走っていたアスピーテラインだ。

さすがにこの標高での下りは寒い。日陰に入ってしまうと息が白い。
日が沈まないうちにと快適な道をひたすら下る。



松川温泉に到着。
少し横道に入ると山の谷間の巨大な建造物、松川地熱発電所がある。

ここからさらに少し下って、本日の宿に到着。
温泉の大浴場で冷えきった身体を温め、昼食を取り損なった腹を満たし、ぐっすりと休む。
翌日の台風の進路と通過時間が気になるところだが、睡魔には勝てなかった。


2014年10月13日(月)

早く寝たので早く目が覚めてしまった早朝、天気予報を確認しつつ、本日の予定を検討する。
あまりのんびりしていると東京に着く頃にちょうど北上してくる台風にぶつかってしまいそう。都内の雨は諦めるとして、せっかく来た岩手は降りだす前にもう少し走りたい。
結局、盛岡駅まで40km弱走って早めに帰ることにする。


宿のすぐ近くの渓谷にきれいな紅葉が見られた。標高600mあたり、ちょうどこの辺が紅葉の前線のようだ。これより上はもう枯れ葉が散り始めている。


焼走り熔岩流の案内に従い、遊歩道に入ってみた。岩手山から流れ出た溶岩原だ。
浅間山鬼押出しほどゴツゴツしていない岩が見渡すかぎり広がる。

盛岡駅まで基本的に下り基調なので、余裕とばかりに適当に脇道に逸れたりしながらのんびり走る。

山を抜けると視界が広がる。牧場だろうか。
この景色の中をのんびりと下る。

この後、R282,R4と国道を進み盛岡駅でゴール。
国道は大型トラックに煽られながらひたすら修行の道。天気さえ心配なければ、小岩井農場の辺りまで周ってみたかったが、台風で新幹線が止まってしまう前に帰り着かなくてはと、ここは大人の選択。
大雨になる前に帰り着くことができた。

今回の八幡平アスピーテライン~樹海ライン、多少強引ではあったが行ってよかった。
いつものことではあるが、きつかった、けど楽しかった。時間は皆さんの倍かかったかもしれないけれど、ゆっくりゆっくり休み休みでも脚を回せば、最終的には素晴らしい景色の目的地にたどり着ける。
だから、自転車はやめられない!

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還暦おやじが、自転車に乗ってフラフラお出かけしますよ。(たま~にね)

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