2014年7月12日(土)
白布峠から桧原湖を望む
久しぶりなら足慣らしにとゆるーいコースを選ぶべきなのだが、次またいつ乗れるかもわからないので、ついつい遠出をしたくなる。
峠らしい峠を走ろうとしばらく前より温めていた山形と福島の県境にある「白布峠」を走ってきた。山形県米沢までつばさで輪行し、峠を越えて福島県喜多方へ向かうルートをとった。
つばさは最後列も座席と壁の足元の足置きがなかなか邪魔です。(てなこというと、自転車置くために設計してるわけじゃねぇぞの声が聞こえてきますね。すいません。)
米沢は20年位前に仕事で毎週のように来ていた懐かしい駅。新幹線が開通して間もなくの頃だったか。
降りた輪行者は僕一人。のんびり準備をし9時に出発。
駅からすぐの上杉神社に寄り道。
観光客がちょうど途切れた瞬間、静かな境内をお参りしているとすぐに次の観光客の波が押し寄せてきたので、早々に退散し先を急ぐことにする。
峠に向かって山の中の気持ちのいい一本道を進む。
ほぼ一ヶ月のブランク、足に負担をかけないように休憩をしながらのんびりのんびり。
上りはじめて約20km、白布温泉街に入るとかなりな急坂。その先峠までの約10kmは10%の標識が何度か現れるが、温泉街よりはまし。(僕がそこそこ上れたので実際には10%なかったのではないかな。)
福島県境到着。駐車場になっている。
峠のはずだがまだ先は上っているし、峠の標らしきものがない?
この少し先の上りのピークにも駐車場があり、そこでつぶやいているとフォロワーさんより峠の碑情報が。Thanks!
一旦この場所まで戻ってみると、山形に向かう側に「白布峠」の標識発見。
(↑上の写真から振り返った位置になります↓)
峠から下り始めるとすぐに、「東鉢山七曲り」の道標の建った見晴らしスペースがある。
これから進む道路と桧原湖、磐梯山まで一望できる。
よく、峠好きだよねって言われるけど、そうじゃないんですよね。こういう景色が好きで、これを求めようとするとそこに峠があるわけですよ。
ん~まあ、きらいじゃないですけどね(^^ゞ
さらに標高を500mくらい下ると、桧原湖畔の道に出る。
磐梯山を見ながらしばらく進み、道の駅裏磐梯の標識を目印に湖畔を離れ、喜多方へとさらに下っていく。
まわりの景色は涼しそうだが、標高が下がってくると気温は高くこの辺で33℃の表示が出ていた。
喜多方市街が見えてからちょっと回り道をして、恋人坂といわれている坂へ。
坂の遠く先に喜多方の市街地が見える。この坂を下って、本日のゴール喜多方駅へ。
喜多方駅ゴール。
駅も駅前の通りもほとんど人影もなく静かな街だ。ラーメン好きな皆さんが大勢押しかけているわけではなかった。
この時点での天気予報は翌日も晴れだったので、のんびり一泊し翌日も少し走ってから帰ることにしてホテルを予約。
まずは、シャワーで汗を流し、さてではラーメンをいただきますかと7時過ぎに外に出てみると、すでに街は真っ暗。どうやらラーメンの街の夜は早いらしい。ほとんどの店が7時頃には閉めてしまうようだ。唯一10時まで営業という店をフロントで聞いて行って食べてみたが、まあ普通のラーメンでした。(というか特にラーメン通というわけでもないので僕には違いがわからないだけだと思います。ごめんなさい。)
2014年7月13日(日)
起きて天気予報を見ると、曇のち雨とか。ん?なんか一晩で状況変わったか。とりあえず、前日調べておいた列車に乗るために、ホテルを出るとかなり怪しい雲行き。
喜多方駅から隣の山都駅までの間が土砂崩れ不通との情報だったので、山都駅まで自走する。
途中、フォロワーさんよりリクエストのあった一ノ戸川橋梁を写真に収め、山都駅に到着。
3両編成の列車はここからしばらく、乗客僕一人。不通区間対応の臨時ダイヤだからなのか、いつものことなのかは不明だ。
今日のスタート地点と決めていた津川駅で降りるとすでに雨が。
まだなんとか空は明るいので走りだしたが、このあとあんな土砂降りになるとはこの時点では知る由もない。
予定していた道が通行止めで、迂回したバイパスはまるで自動車専用道路のようで、快適だったが、ほんとに走ってよいのかドキドキしてしまった。(もちろん走ってよい道でした)
途中汽笛が聞こえたので思わず振り返ると、阿賀野川の向こうに磐越西線を進む列車が。自転車仲間の皆さんの影響で、最近こういう反応がとても早くなりました。ハイ。
羽越本線を越えたあたりで、豪雨のため東屋に避難。もう少しで新潟駅なのだがここからが大変だった。
いつまでここにいてもしょうがないので雨の様子をみて走り出したのだが、幹線道路は車からの水しぶきが危険すぎて、思わず脇道に逸れてしまった。しかしそれが災いして迷走してしまい、GPSマップ見ながら走っていたにも関わらず新潟駅目前にしてかなり遠回りをしてしまい、ずぶ濡れがさらにずぶ濡れに。(いまさら一緒か)
14:30なんとか新潟駅に到着。
シャツは着替え、ズボンは乾くのを待ち、靴はどうしようもなくグショグショのまま、なんとか新幹線に乗れる状態になり(なったと自分で判断し)、2階建てMAXお約束のフラット席狙いで最前列で待ち、効きすぎる冷房に震えながら帰ってきました。
それにしても久しぶりの峠は楽しかった。
予想以上の素晴らしい景色も見ることができた。
晴れ予報でも日帰りでないなら雨を想定した装備で行かないとだめだなと学習もできた。
雨のせいか冷房のせいかその合わせ技か、今週風邪に苦しめられたことは言うまでもないが、それもほぼ治った。
さて、梅雨も明けたし、次はどこに行こうか。やっぱり峠かなw
とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びに来ます!!