鳴子峡 後半はちょっと・・・(古川駅~鳴子峡~最上峡~鶴岡駅)

2013/11/02

紅葉 自転車旅 輪行

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2013年11月2日(土)


昨年は少し早かった宮城県鳴子峡へ、今年は見頃をねらって行ってきた。
コースは去年[2012/10/27]東北ライド3 宮城県鳴子峡(新庄~鳴子峡~古川)と逆ルートで、宮城県側から山形県へ向かう。

最終的に前夜に目的地を決めたので指定席は最後列に空きがなく、始発駅自由席ねらいで早起きして東京駅へ。
古川駅に停車する一番早い6:04発やまびこの自由席車輌先頭に並び定位置を確保し一安心。あとはのんびり。

鳴子峡への出発ポイントなのだが輪行な人はいない。
観光客は乗り換えて最寄り駅まで行くだろうし、紅葉シーズンとは関係なく閑散とした駅前でゆっくり準備をし、出発。

鳴子峡まではR47一本道。奥の細道湯けむりラインがずっと並走する。
ちょうどいいタイミングで列車が通る。

かなり手前から道路は渋滞。
このあたりはまだ路肩も広く走りやすい。
車を抜いて走れる気持よさを燃料に脚が回る回る。
周りの山もところどころ色づいてきた。

鳴子峡手前のトンネルを抜けると、車と人の大渋滞。
道幅も狭く車道には自転車の通れるほどの路肩幅がなく、歩道は遠くに車を駐めて歩いていく歩行者がいっぱいで、こちらも乗ることは無理。
諦めて歩道を歩行者に混じって押して歩く。
それでも前方の駐車場待ちでピタッと動きの止まった車よりは早い。

そして、到着!



写真で色とスケールを伝えることは諦めたほうがよさそうだ・・・


大駐車場と見晴台のあるレストハウスは屋台も並びお祭り状態。

いつまでも見ていたいが、きりがないので先に進むことにする。

R47は湯けむりラインと何度も交差を繰り返す。

緩やかな上りも山形県への県境でピークとなり、あとは新庄市に向かって緩やかな下りが続く。

県境からすぐのところ、堺田駅の前に昨年も寄った堺田分水嶺がある。




目の前で小川の水が左右に分かれていくのが見える。
大分水嶺というと列島の背骨的な標高の高いところを想像するが、ここは約350mと非常に低く、ここで水が分かれるのは不思議な感じだ。

気持ちのよい景色の中を快適に下る。

途中踏み切りの鳴る音が聞こえたので慌てて横道に入ってみると、ちょうど列車が通り過ぎるところに間に合った。

川の駅もがみの吊り橋からの景色。


ここも去年も寄った瀬見温泉、喜至楼旅館。車が無ければ明治時代にタイムスリップしたような雰囲気だ。公民館が公衆浴場となっている。

15時過ぎ、新庄市に到着。
去年の出発駅新庄駅から帰る予定でいたが、まだ時間が早くもう少し走ることにした。
まあこういう思いつき的なことは、なにかと失敗することが多いのだが、今回もその通り
後々大失敗を思い知らされることになる。(ある意味それもまた楽しなのであるが・・・)

この時点では、まだ走れる余裕たっぷりでR47をさらに日本海に向かって進む。

途中の橋の上から見えた景色がきれいだったので、橋の下に降りダートの中を押して河畔まで行ってみた。
霞(?)がたなびきなんとも言えない雰囲気だった。

こちらも紅葉の名所である最上峡に着いた時には、すでに日も暮れてしまいきれいに紅葉しているのに写真ではただの黒い山になってしまった。
日が当たる時間であればここも素晴らしかったに違いない。

暗くなってからもR47は車が多く、走るのにストレスが溜まる。

17時過ぎ、グラデーションも消えつつある。
すでに山の中ではないのだが、気温が急激に下がり吐く息も白い。
暗いよ寒いよ怖いよ状態なので一泊して帰ることにし、酒田と鶴岡への分岐でどちらか宿のある方に進もうと宿を検索する。

が、
どちらもその他もとにかくこの近くに空室なし、じゃらんもYahoo!も楽天でも。
(昨晩念のためにと検索した際には結構空きがあったのだが・・・)
予想もしない展開に焦る。慌てて帰る電車を検索するが、これもまた帰れる最終には間に合いそうもなし。この時間でまさか・・・
18時過ぎたら東京には帰れないようだ。新幹線の駅からかなり離れていることにやっと気づく。

やはり、新庄だったのか、新庄から山形新幹線で帰るべきだったのか。。。

直接ホテルに当たろうとチェーン系のホテルがいくつかある鶴岡駅まで進むことにする。
真っ暗な中、泊まれるアテもないところに進むのはテンション下がりまくりで脚も重い。

意味もなく途中の藤島駅に寄ってみるが、時刻表を眺めても事態は何も変わらす。

帰れる最終に遅れること30分。鶴岡駅に到着。
30分、あそこやあそこでのんびりしていなければ簡単に短縮できた時間だと思ってもあとの祭り。
とりあえず目についたホテル何件かに直接確認してみるがどこも満室。リアル田舎に泊まろうだ。

駅の待合室で、一人対策会議。
帰るルートは新潟から新幹線。新潟で宿を検索すると空き多数。新潟への移動は一時間後に唯一一本あった。
これしかない、というかこれ以上いろいろ考えていると空室もなくなり、電車もなくなる可能性大と判断し、新潟のホテルを予約。
電車の時間待ちの間に夕食。
そしてなんと20時過ぎから3時間の輪行旅となった。


羽越本線は貸切状態。


村上駅では同じホームで前に停まる列車に乗り換え。
23時半、やっと新潟駅到着。
ホテルは池袋西口的な呼び込み多数の繁華街の中にあった。輪行バッグを背負った僕にも容赦なく襲いかかる呼び込みをかき分けてやっとホテルに到着。
後半はなんともグダグダな旅になってしまった。

翌日、せっかくなのですぐ近くの日本海沿いをちらっと走ってから帰ろうと思っていたが、残念ながら朝から雨。
諦めて雨の中、新潟駅まで歩きおとなしく帰ることにした。


ホームでは連結横並びの新幹線が発車待ち。
2階建てMAXのフラット部分を確保し上野まで輪行、昨日途方に暮れてからの長い長い帰路となった。

鳴子峡は景色からは想像できないほど標高が低く(250m程度)ほとんど上りの感覚のないまま着いてしまう楽々コースだ。
後半は特にイベントもなく単調なコースとなってしまうので、もう少しルートを工夫できればさらに楽しめそうだ。(来年考えてみよう)

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還暦おやじが、自転車に乗ってフラフラお出かけしますよ。(たま~にね)

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