紅葉満喫南会津(中山峠~駒止峠)

2016/10/30

紅葉 自転車旅 林道 輪行

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2016年10月30日(日)


いつも素敵なコース設定をしてくださるナガヤマさんより、紅葉サイクリングのお誘いメールが届く。
いい季節なのでどこか走りたいなと思いながら、優柔不断でコースが定まらないところに救いのメール。迷わずOKの返信。


スタートは会津高原尾瀬口駅。駅を出たところがそのまま売店に直結している。

浅草駅から直通の快速で輪行。いつもは浅草まで走るが、今回は家からオール輪行で移動してみた。西武新宿線(高田馬場)山手線(上野)銀座線(浅草)
地下鉄輪行は始めてだったが、時間と区間とでガラガラでまったく問題なし。走るのには距離は10km程度だが、とにかく都内は信号だらけで時間がかかりストレス溜まりまくりだったので、これからは今回のルート利用かな。
ナガヤマさんとは春日部で合流。

到着後、補給のために入った売店でレジのおじさんから本日のコースの情報収集。
中山峠は通行止めらしいという不穏な情報。事前のネット役所情報では通行止め情報なかったが、地元の人の話の方が正確か。

行けるところまで行って様子を見ましょうと、計画通り旧中山峠を目指して出発。


旧道を上り始めると、すぐにまわり中が紅葉に。
撮影大会ばかりでなかなか進まないのはいつものこと。
景色を楽しみながら、会話をしながらゆっくり上る。

ああ、通行止めのバリケードが現れた。やっぱりそうだったのか。お役所ネット情報より地元情報だったか。
ただ、横が通れるように斜めにズラしてあり、まだ先に行けますよと言わんばかりのゆるい案内。
峠はもう少し先だ。ナガヤマさんと行けるところまで行ってみましょうと、どうぞ通ってくださいと開いているところから先に進む。
(公式には通行止めなので、良い子は真似してはいけません。自己責任で。)

すると通行止め区間内なのに何故か車が下りてくる。車は僕たちの横で止まり、運転していたおじさんが、この先は自転車で越えるのは難しいとうれしくない情報。
さらに続いて、山歩き風の人たちが下りてきた。やはり自転車は通れないと。ただ話によると峠の向こう側ということなので、せっかくなので峠まで進むことにする。
そもそもミニベロの頃から、かなりの状態の道でも走っていたので、ひどいのレベルがどんなものなのか、一般の人から見て自転車は無理程度なら通れちゃうかもと安易な期待も。

峠に到着。(峠の碑がなく残念)
ここまでは落ちている枝はバキバキと踏みながらだったが、問題なく上って来られた。

そうなると、やはり先に進みたくなる。とにかく行けるところまで。ここまできて全部戻るなんて。

しばらく、枯れ葉をガサガサさせながら順調に下り、この調子でいけるのかな?と思っていたら、倒木登場。


自転車を持ち上げ、難なく越える。
しばらく状態の悪いところを押したり持ち上げたりしながら進む。
あのおじさんたち、この状態を無理と言ってたのかな。確かに乗って走るのは無理だけど、このくらいならなんでもないですよね。とナガヤマさんと話しながら先へ進む。
この程度で済んでよかったと安心しきっていたら、甘かった。


落ち葉の下に落石が隠れていて、走ると乗り上げてしまい危険だ。
路面を探り探り押し歩きする。

路肩が崩落し道幅が半分になっている。
滑り落ちないように慎重に押し歩き。

いよいよ道が完全になくなっていた。土砂と倒木で塞がれている。
ナガヤマさんが先行し自転車を担ぎ越える。よかった行けるようだ。僕も自転車を持ち上げ越えるが、越えた向こう側のぬかるみでまともに滑りコケる。
シクロクロスでももう少しまともなコースでしょうね。。。

ところどころ道路と沢が一体になっていて、川底を進んでいるようだ。

それでも、本当に通れないところが現れないか、不安を隠しながら、でもどこかでこの状況を楽しみながら押したり、担いだり、滑ったりしながら進むと、なんとか道は走れる状態になった。
ナガヤマさんもどこか楽しげ(だったように思う)



そして難関を越えた先のこの景色。
よかった。越えてきてよかった。

路面も快適な下りになった。
やっとここから普通のサイクリングモードで進もう。

前沢曲家集落に到着。
入場料を払って入る集落は、普通に人が生活しており、観光地観光地していない。



静かな集落を一回り。

曲家造りの一軒が資料館となっている。お茶をいただきながら囲炉裏端でひと休み。
暖かくて動きたくなくなってしまう。走っているときには気にならなかったが、外がそれだけ冷えていたということか。

次の目的地を目指し伊南川沿いを進む。
日の当たる山々が美しい。

古町の大イチョウに到着。
大きい、とにかく大きい。



これまでにも大イチョウといわれるものを見たことはあるが、ここまで大きいものは初めて。
まず、幹の太さにびっくり。根本からではイチョウとは思えない。
離れてもカメラのフレームに収まりきれない。
自転車がポツンとなるほどさらに離れてやっと全体が収まる。
枝が横に大きく張り出していて、とにかく葉の数がものすごい。これでも落雷や剪定で枝が縮小したとの案内が書いてあり、さらにびっくり。
これが黄色に染まったらさぞきれいでしょうねと言いながら、ナガヤマさんと見とれることしばし。

そして、ここから近い古町内の食堂で、遅めの昼食。
すごいボリュームのソースカツ丼。一人で切り盛りしているお母さんが、ご飯が少なくなっちゃってごめんねと。いやいや十分すぎるボリュームです。

腹ごしらえもし、いよいよ最後のひと踏ん張り。



駒止峠を越える。
ナガヤマさんによるとここも旧道があるのだが、ここが事前の問い合わせて通行止めということで、国道を行く。
いつものように終盤は急速にパワーダウンしてしまい、峠までいっぱいいっぱいだ。

峠から本日ゴールの会津田島駅までは15kmのダウンヒル。
日も傾いてきて、気温が下がり、吐く息が白い。
鼻水を垂らしながら、一気に下る。

ゴール、何度目かの会津田島駅。
ステーションプラザが併設された立派な建物。そしていつものように人はほとんどいない。

いやー、今回もナガヤマさんルートは、いい旅になりました。
紅葉にもピッタリのタイミングで、(強引に)中山峠を越えられたのもよかった。

旧道を走りながらナガヤマさんと話したのだが、旧道は崩落が激しすぎて復旧はできないのではないだろうか。工事も入っていないのでこのままどんどん崩落が進み廃道になってしまうのではと思われる。すごく良い峠道なのでいろいろな季節に走ってみたいのだが、これ以上荒れると強行突破も困難になる。もしかして通り抜けられた最後のチャンスではなかったか。
雰囲気のある道がなくなっていくのはとてもさびしいことだ。

ナガヤマさんが、素晴らしい記事にまとめてくださっている。
南会津紅葉劇場/南会津周遊(自転車旅CAFE)
写真も使わせていただいた。SpecialThanks!

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還暦おやじが、自転車に乗ってフラフラお出かけしますよ。(たま~にね)

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