久比岐自転車道~白馬(海から山へのんびり・ちょっと命懸け)

2014/09/15

自転車旅 輪行

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2014年9月14日(日)


景色のよいところをのんびりと走りたいなと、連休を利用して以前から温めていた新潟「久比岐(くびき)自転車道」へ。
北陸本線の廃止された旧線が自転車道となっている。他の方のブログで見ると日本海を見ながら気持ちよく走れるコースらしい。

輪行ルートは、早朝の上越新幹線で越後湯沢まで行き、北越急行ほくほく線に乗り換え。

上越新幹線は、前日夜にフラットシートが予約できた。何日か前は満席だったはず。車いす対応席なので、予約がないと直前で開放されるのかも。(想像です)
2階建て新幹線での輪行はこのフラットシートが助かります。階段の昇り降りがいらず座席は2×2で通路が広く、3列しかないのでちょっとした個室気分を味わえます。

越後湯沢駅では、もうすぐ廃止されてしまう特急はくたかと普通各停が並んで出発待ち。
はくたかで直江津でもよかったが、ここはのんびり各停で終点犀潟まで行くことにした。
ここが始発なんだけど、ほくほく線は正確には2つ隣の六日町駅からで、そこまではJR東日本なんだとか。(乗り合わせた撮り鉄さん達談)

車内は混雑することもなく、輪行も邪魔にならない。ちなみにこの列車の輪行者は僕のみ。
車内の撮り鉄さんに混じって、車窓の風景を楽しむ。
収穫を待つ一面の稲穂。窓越しにしてはなかなかよく撮れた1枚。
(メモ)北越急行ほくほく線もJR週末パスOK。

普通列車の終点犀潟駅から出発。
本日は久しぶりにRIXENバックを装着し、ミニベロ旅らしいスタイルに。

出発から海沿いを走ること約10kmで、久比岐自転車道の入口。
しばらく普通の歩道のようなところを走り、廃線跡らしきルートに入る。

当時の(おそらく)ままらしいトンネルがいくつも登場する。SLも走っていたであろうトンネルを抜けるのは不思議な感じだ。
自転車道そのものは、所々草に塞がれて走りづらい区間もあるが、のんびり走るのにはまったく問題ない。
意外にも猛スピードのローディーさんが何人も走っていたのにはびっくり。あのスピードでこのでこぼこ道は危険な気が、並行する国道走った方が走りやすいのでは?などと独り言をブツブツ。

途中の休憩所で一休み。
自転車道は国道より一段高いところを走っているので、景色が素晴らしい。

途中コースが海岸線から離れ集落の上を通る。見下ろす黒い瓦屋根の組み合わせがまた美しい。

コース沿いの白山神社。境内の木陰で小休止。静かな所で休んでいるとつい居眠りしそうになってしまう。

コースも終盤、ここからの景色は最高だった。

糸魚川駅手前で、自転車道終点。
のんびりと走るには、とてもよいコースだった。

この時点で14時。時間と疲れによってはもう一日走ろうかなというオプションも用意していた。
距離も短く、起伏も殆どなく、ゆっくり走ってきたので疲労はまったくないため、そのオプション(姫川沿い、千国街道を白馬まで走ってみよう)を発動することにした。
予め目星を付けておいたルート途中の温泉に連絡をし宿が確保できたので、決行。

海を眺めながらのコースから一転、山々を眺めながらのコースへ。
こういう景色も好きなんですよね。

上り基調とはいえ傾斜は緩やかで上り坂というほどの感覚はないのでその点は楽だったが、途中に現れるこのトンネル+洞門の連続区間はきつかった。
上の写真に見えるような洞門(ところどころトンネル)が延々5.7km続く。路肩が殆どなく大型車もビュンビュン走るため、体力というより精神的に参ってしまう。
この写真は途中の退避エリア的なところから外に出て撮ったもの。

やっと視界が開け不思議な構造の水門の先が本日のゴール、姫川温泉。

温泉に浸かり、おいしい食事をいただき、広い和室でおもいっきりゴロゴロして過ごす。
というかなにもすることがない。荷物になるなと思いつつも持ってきた文庫本が役に立つ。本を読みながらいつの間にか寝てしまった。


2014年9月15日(月)

さて2日目、今日ものんびりゆるーい山登り。

出発の準備をしていると、フロント脇のベランダから大糸線の列車が見えた。

宿の前に源泉が流れ出ている。
まずは、国道のトンネルを避け旧道を進む。

汽笛が聞こえたので見下ろすと、またまた大糸線を行く列車だ。
本数の少ないダイヤを考えるとこれはラッキー。

旧道の九十九折を上ること約4km、ピークらしきところが見えてきた、その上に。

ん?通行止?ウソっ?ここまでそんな標識なかったやん。。。

ピークの向こう側。ウソじゃなかった。
どうもこのところ通行止めづいている。(白布峠の翌日、つまごいライン・・・)
まあ、仕方ない。戻るしかない。何十キロも上った峠でなくてよかった。

一応、記念撮影。葛葉峠と標された千国街道の道標。

来た道をあっという間に下る。そして・・・

標識発見!(絵心まったくないのがバレバレの図)
僕は姫川温泉方面から左折して上ったわけだが、直進側には大きく通行止めの案内が出ていた。これじゃわからない、一本道で迂回路もないわけで、途中に警告出すとか、ちょっと考えてほしいぞ。

ここから、R148へ出て避けたかった恐怖のトンネルを何本か進む。
どのトンネルだったか距離も長く狭くて、自転車で通るのはとてもオススメできない。特に大型観光バスはスレスレを猛スピードで抜いていく。風圧に巻き込まれふらついてしまう。
(走るのに必死でトンネル名等記録がないがルート図参照。ログも飛んでいるのでわかりづらいが。)

トンネルを出る度に旧道を探し、走れるところは旧道を走った。これでいくつかのトンネルは回避できたと思う。
ただ、どこで通行止めとなるか別の怖さがつきまとう。

中土駅で休憩の後、ドーム状になったR148の橋をくぐる。
この後国道に合流し連続トンネル区間を抜けた。

トンネルさえなければ、景色のよい中をのんびり走れる。

国道を外れ適当に走っていると、北アルプスが正面に見える農道に出る。
空は曇りがちだがこの景色もまたいい。道端でぼーっと眺めてしまう。
この辺りは、嶺方峠の時に何度か走っているので、適当に走っても白馬駅にはたどり着けるので安心だ。

白馬駅の手前、大出公園から展望台に上がってみた。
山々にかかる雲がとてもいい感じになっている。
来年の峰方峠の時には、ここに寄って雪の北アルプスを見てみよう。

白馬駅をゴールとし、のんびり旅終了。
帰りのルートを考えるが、連休のこの時期松本に出てあずさは混みそうで怖い。
長野までバスで輪行し新幹線で帰ることにした。長野行きの特急バスは輪行バッグに入っていれば自転車は問題ないようで大型トランクに載せてもらったが、ほぼ満員の登山客の大きなリュックを横にした自転車の上に載せないよう荷物整理係になる必要はあります。うまいことリュックを捌いて長野までのんびりバス旅。

長野からの新幹線は初めてのE7系。指定席はすでに満席だったが、いつもの通り自由席はガラガラ。お約束の輪行ポジションを難なく確保し、広々座席で終点東京まで。
軽井沢で自由席は満席になってしまうが、始発長野駅から乗るなら自由席で余裕です。

今回はゆったり計画で、海に山にと景色を楽しんだ。
ただコースとしては千国街道R148のトンネル連続区間は、自転車で走ってはいけませんね。命の危険があるし、車にも迷惑をかけてしまう。実際に何年か前自転車旅で命を落とした方もいたようです。
帰ってきてから調べると一部自転車通行禁止なのではとの情報もあったが、僕が走った範囲では通行禁止の標識はなかったと思う。それに旧道迂回がないところは、通行禁止といわれても困りますね。
(メモ)命が惜しいなら別のルートをとるか、この区間は輪行をオススメします。

今回は動画も撮影したけど、編集できてません。
もしいつか整理できたら追加アップします。

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還暦おやじが、自転車に乗ってフラフラお出かけしますよ。(たま~にね)

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