春爛漫房総横断2016(いすみ鉄道~小湊鉄道沿線)

2016/04/09

自転車旅 林道 輪行

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2016年4月9日(土)


桜の散り際、ぎりぎり間に合いました。
一昨年初めてこの時期に走ったこのルート、菜の花と桜と休みと天気と、なかなかタイミングが難しい。
前回の記録・・・ [2014/04/05]春爛漫房総横断(いすみ鉄道~小湊鉄道沿線を行く)

今回は、ナガヤマさんとhiyoccoさん(はじめまして!)とご一緒ライド。
待ち合わせの大原駅。(並んだ自転車にミニベロのない風景・・・)

前回同様、新宿発の新宿わかしお号で一本、楽々輪行だ。
挨拶もそこそこにはやる気持ちを抑えきれずに出発!

散り始めた桜並木。
花びらの中を進むのもまた楽し。

まずは、いすみ鉄道沿線から。

新田野駅

撮影大会をしていると、マツダのオート三輪がやってきた。
子供の頃ジイちゃんちにあって、遊びに行くと乗せてもらって大はしゃぎしたことを思い出した。

国吉駅

少し待つと列車が来るようなので、うろうろしながら待つことにした。(これを逃すと次にいつ列車に会えるかわからない)
ほどなく、黄色い列車がやってきた。
乗り込む人、写真を撮る人に混じり、ヘルメット3人組も本日初遭遇を楽しむ。


大多喜駅へ向かう途中の踏み切り。
カメラを構える人に列車の時間を尋ねると、タイミングよく来るようなので、ここでも待って撮影会。
菜の花と桜のその向こうの緑のトンネルの中から列車が現れる。

メモ:この季節カメラを構える人に列車の時間を尋ねると100%教えていただける。


大多喜駅前の観光案内所で小休止の後、すぐ近くの橋の上から。
いすみ鉄道の鉄橋と大多喜城が一望できる。
残念ながらしばらく列車はこないようだ。


東総元駅

駅に到着と同時に気動車が到着した。
出て行くのを見送り、すぐ近くのポイントへ移動する。
早くも水の張られた水田越しに東総元駅が見える。
前回もちょうど駅に入る列車を撮ることができたが、今回もなんとうれしいタイミング。
黄色の気動車が入ってきた。
一列に並ぶカメラマン達の連写音がカシャカシャカシャ。

久我原駅

東総元駅の先で街道を外れ、前回は素通りしてしまった久我原駅へ。
テレビで秘境駅として紹介されていたので、ぜひ寄ってみたかった。
期待通りのいい雰囲気の駅。誰もいない静かな駅。
すごく遠くに旅にきた気分になりますねなどと話をしながら、思い思いに写真を撮る。

見どころたっぷりでなかなか進まない。(輪行部の正しい姿である!)
今度こそ進むぞを思っても、ついつい脚を止めてしまう景色ばかりだ。
すでに1時近く、まだ行程の1/3も進んでいないことは、誰も気にしていなかった。

総元駅

ここもまた、桜と菜の花が満開。
計算したわけでもないのに、ここでも列車に会うことができた。(冒頭の写真)

西畑駅

総元駅からしばらく線路を離れ、アップダウンを繰り返す道をサイクリングらしく進み、ここもまた、前回お気に入りの駅。
ここはなぜか他の駅のようなカメラマン達の喧噪がない。
静かに佇む小さな素敵な駅。


上総中野駅

到着して間もなく、小湊鉄道に列車が入ってきた。
またまたいいタイミングと思っていると、反対方向から本日何度目かのいすみ鉄道黄色い気動車も到着。
2路線並んで、一斉に乗客の乗り換えが始まる。なかなかの混雑ぶり、本日目にした一番の人口だ。

さてここからは、僕らも小湊鉄道沿線に乗り換えて進む。

県道のダラダラとした上りを上りきったところで、GPSマップが左折を示している。
道らしきものに気づかなかったが、よく見ると折り返すように急な下りの林道のような道があった。
養老渓谷駅に向かうために近道をルートマップで引いただけだったので、こんな道とは思っていなかった。この先どんな状態なのかもわからないが、面白そうではある。
念のため、同行のお二人にはもし通れなかたらごめんなさいと言いつつ坂道に飛び込んでいく。
予想通り、路面は悪く傾斜もありの、房総の林道風な道だった。
ナガヤマさんとは、こんな(いやもっと素敵?な)林道を何度か走っているので、楽しんでいただけたかもだが、はじめましてのhiyoccoさんにはちょっと申し訳ないルートでした。

養老渓谷駅

(楽しい)林道を抜け養老渓谷駅に到着すると、駅前には大勢の観光客。
いすみ鉄道の静かさとは雰囲気が違う。
出発の時にhiyoccoさんがオススメですと言っていた、駅前の食堂で遅いお昼休憩。ボリュームもありオススメ通りおいしかった。

駅前に戻るとトロッコ列車とやらがやってくるというので、せっかくなので到着を待つ。
すると、ミニSLが客車を引いてやってきた。ネットでSLが走っているのを見て、見られたらいいなと思っていたのでラッキーだった。
(実は蒸気機関車ではなくSL風ディーゼル機関車とのこと・・・ナガヤマさん調べ)

乗客の皆さんが手を振るので、なぜか振り返してしまうという不思議な自分の行動にちょっと心の中で笑ってしまう。乗っている方は外に人を見つけると手を振りたくなるのだろう。(たとえそれが謎のヘルメットおじさんであっても)そして、振られた僕は(他の人もかも)ちゃんと見えてますよということを教えたくて手を振り返す。目と目が合って頷き合ったりしてしまう不思議。(この後も列車に会う度に何度も手を振ってしまった)

養老渓谷駅を出て県道を進み、石神の菜の花畑に到着。
先ほどのトロッコ列車が折り返してくるのを待つ。
気動車がバックで押す形で現れた。一面の菜の花の中を進む姿はおもちゃのようだ。

この後、途中の踏み切りでまたこの列車に会う。ゆっくり進むスピードと僕らの自転車のスピードがちょうどいいようだ。
踏み切りで通りすぎるのを待っていると、窓から手を降っている人たちが、さっきのヘルメットだと言っているのが聞こえてきそうだ。はいはいさっきのヘルメットおじさんですよと言わんばかりに僕も手を振り返す。(なにこの一体感・笑)


月崎駅

ここも雰囲気のいい木造の駅舎。
駅前には「もりらじお」というアート的な建物。なにやらとてもいい感じです。

後で調べたら「ICHIHARA ART x MIX 」の作品のひとつ「森ラジオステーション」とのこと。

前回も通った林道チックなルートを進む。素掘りのトンネルは房総の林道のあちこちで見かける。

飯給駅、里見駅、高滝湖と撮影会をしつつ、最後の駅と決めていた上総鶴舞駅へ向かう。

上総久保駅

途中、水田の向こうにポツンと佇む上総久保駅が見える。
前回も同じ場所から写真を撮ったが、今回はちょうど列車がやってきた。
桜の隣の大きな木は銀杏のようだ。あれが黄色に染まる季節にも見てみたい。


上総鶴舞駅

さて最後の予定ポイント。
ここは前回スルーしてしまったので、初めての訪問。
ここでもまたタイミングよく列車が到着する。静かな駅に一斉に鳴るカメラマンの連射音。
ドラマやCMで使われた人気のスポットらしい。

関東の駅百選の碑があった。
選定の基準はわからないが、今日訪ねた駅はどこが選ばれても不思議じゃないですよねなどと話しながら、僕たちは駅を後にし、ゴールの五井駅へ向かう。

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今回も大満足の一日でした。
ご同行いただいたお二人にも満足いただけたコースだったようで何よりです。
ナガヤマさんのブログ・・・「菜の花・さくら・鉄道 ──房総私鉄沿いサイクリング──

この季節、このタイミングに素敵な景色の中をのんびりと一日走れたことに感謝。

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還暦おやじが、自転車に乗ってフラフラお出かけしますよ。(たま~にね)

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