2015/10/25(日)
遠く川俣ダムを望む、素晴らしき山々。紅葉シーズン、素晴らしい景色を求めて輪行旅。
が、今回は失敗だったなぁ。ほんとスイマセン、反省しきりです。
前日土曜日、朝早起きできたら出かけよう、できなかったら中止と決めて就寝。
で、目が覚めたら5時。ん?間に合いそう。とりあえず浅草駅まで約10km、夜明け前の都内を走り、6:20の東武線快速に乗る。
東武日光行きの車両には輪行者が数人いたが、僕の乗る上三依塩原温泉口駅行き(※)には、僕だけでした。
※この編成は通常会津田島行きですが、9月の豪雨で野岩鉄道で未だ架線が復旧せず一部区間停電中とのことで、現在は上三依塩原温泉口駅折り返しとなっていました。(2015/10/25現在)
途中切り離しで、6両が4両になりさらに2両になり、湯西川温泉に到着。
この駅は地下駅となっている。
ホームからトンネルの先のエレベータに乗り、地上へ出る。
地上では、道の駅湯西川が併設されていて、観光客がちらほら。
食料を補給しすぐに出発。
まずは目の前の五十里湖。対岸をぐるりと回ってみた。車もまったく通らずのんびりと走る。
この辺はまだ標高が低いので紅葉はもう少し後か。
R121に合流しすぐにトンネルに折れると、川治ダムの堰堤道路に出る。
かなりの高さがあり、上部が手前にせり出して見える。
ダムカードは、日曜のためインターフォンだったので遠慮してスルーしてしまった。やはりいただいておけばよかったかなと後悔。(今回は全ダムともスルー)
トンネルと橋を繰り返し、鬼怒川沿いをゆっくり進む。
天気もよく、気温もやや寒い程度で自転車にはちょどよく気持ちいい。
(思えば、このあたりではとても快適で気分上々だったなぁ・・・)
栗山集落から旧道に入り、黒部ダムの堰堤道路を渡る。
この辺りからジワジワと標高を上げていく。
クネクネと山道を上っていくと、突然視界が開け遠くに川俣ダムが見えてきた。
この辺りで標高1000m、日陰になるとかなり寒い。
(が、この後の寒さを考えたらここはまだ天国だった・・・)
少し進んで、川俣ダム、瀬戸合峡を見下ろせる見晴台へ。
紅葉は終わっているの?これからなの?よくわからない。
ここから山王林道入口となる川俣温泉までは平坦な中休みコース。
林道からは一気に勾配が急になる。
空は晴れているが、道路がちょうど山影に入ってしまい、寒い。風も山に当たりながら四方八方から襲ってくる。
1400m付近で視界が開け、川俣湖(と思います)が見えた。かなり上ってきたが、峠まではまだまだ。
ここから峠までの10km、疲れと寒さとでなかなか進まなかった。戻ろうかなという思いともう少しという思いと、どんどん日は落ちていくし気温も下がっていく。いやー、寒さ対策はしてきたつもりだったが、それを完全に上回る寒さでした。
標高1620mと刻まれた治山記念碑。まだ峠ではなかった。更に100m上る。
息はもちろん白いが、驚いたのは水たまりが凍っていたこと。また、空は青空なのに強風でどこかから飛ばされてきた粉雪がさらさら顔に当たる。
このまま暗くなってしまったら冗談ではなく遭難レベルだ。
先を急ごう、最後の数キロをとにかく上る。よろよろ上る。
やっと、峠。1700mちょっと。(特に道標もなかったのでこの辺)
いやー、なんとか無事に上りました。あとは日光までひたすら下るだけなので、疲労の心配はないが、問題は寒さだ。都内の真冬よりも寒い。(のではという感じ)
悩んでいてもしょうがない、下りる以外に選択肢はないので、歯をガチガチ言わせながら下りに飛び込む。
一気に光徳牧場まで下ってきた。震えがハンドルに伝わり前輪が揺れてガクガクと進む。
戦場ヶ原の売店の自販機でやっと暖かい飲み物にありつくが、日が落ちてきたのと強風で震えは収まらない。のんびりしているとますます気温が下がってしまうので、ポケットにホットコーヒーを仕込み、すぐに出発。
車の観光客の皆さんが呆れた顔で見ているのは気のせいではなかったと思う。
竜頭の滝。すでに落葉していた。
日の暮れた中禅寺湖。(写真撮ってる場合じゃないさっさと進みましょう)
この後すっかり暗くなったいろは坂を下りる。
車はまだ渋滞していたので車のライトで走りやすかったが、暗い中脇を追い抜いていく予想もしない自転車の出現に運転手はびっくりしたかも。ほんとスイマセン。
でも帰るにはここ下りるしかないので。
この日いろは坂は紅葉真っ盛りで絶景だったらしいが、真っ暗でなにも見えなかったというなんとも間抜けな結果だ。大人しく日光からいろは坂を上るルートにしておけばよかったかと思っても後の祭りだ。また来年に期待か。
日光市街まで下りてきて、ライトアップした神橋がきれいだった。(とほぼ負け惜しみ)
峠から1000m以上下りてきたのでさすがに気温も違い、なんとか歯のガチガチはおさまった。
駅前で暖かいものでも食べてと思ったが、すぐに出る電車があったので、電車の暖房で暖をとろうと、急いで準備をしなんとか電車に滑り込んだ。
ジワジワと解凍される冷凍食品の気分を味わう。体がパリパリペキペキと融けていく。
歳をとって体力がない分、いろいろと慎重になっていたつもりですが、今回はホントに失敗でした。反省反省。
とにかく無事でなによりでした。
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